ROLLING STONES in New York 13, 15, 17 Sept.2005
NY3公演、2年ぶりの生のSTONESを見に行ってきました。
何を書いたらいいのか判らないくらい興奮し、堪能し、本当に行って良かった!!!
今回の渡米は、MSG公演当日の5:30PMにJFK着という強行軍だったのですが、飛行機が遅れることもなく、無事NYに着きました。
12時間も飛行機に乗っていると、やっぱりかなり疲れるし眠くなるのですが、到着してすぐMSG公演ということで気合が入り、
JFKから地下鉄でブルックリンの友人宅へ、そして荷物を置いてまたすぐに地下鉄に乗ってMSGへ、結局8:15PM頃到着。
もう皆会場内かと思いきや、外にはまだまだ大勢の人、何箇所もあるグッズ売り場には人、人、人の団子状態。
安心して、MSGの電光掲示板を撮影して、グッズを仕入れ、MSG会場内へ。
会場内へ入っても、通路はビール片手の人で溢れ返っており、皆アラニス・モリセットの音が響く中、楽しく談笑しながら飲んでる状態。
そんな中、私達は友人が持たしてくれたサンドイッチ、フライドチキン&ビールで、アラニスを聞きながらディナー・タイムしていました。
そして偶然、2003年のダブリンでも一緒だったにょろ毛さん&ぴょこたん丸さんにお会いし、お互いビックリ!
さて、MSGは、いつもSTONES入魂の会場であるとともに、名演の多い会場なので、1度は見ておきたい会場でしたので、
キース側真横席の上の方という席(SECTION 331)でしたが、ステージ全体も良く見えて十分堪能出来、素晴らしいLIVEを体感しました。
まず、ツアー前トロントで演った「19th Nervous Breakdown」と「Get Up Stand Up」を演って欲しいと行く前から思っていたので、
その2曲が出てきた時には、驚きと嬉しさで悶絶ものでした。
「19th Nervous Breakdown」は、スローでルーズな感じが生で聴くと本当にかっこよく、このバージョン、かなり好きです。
そして、何と言っても、サビでキースがミックとハモるのが最高!!!で、痺れます。
「Get Up Stand Up」は、かなり忠実にカバーしていて、画面にはボブ・マーリーの写真がいろいろ映し出されていました。
「She's So Cold」「Bitch」「All Down The Line」も、かなりタイトにきまっていたように思います。
MSGでは、Bステまでほとんどホーンもなかったような記憶で、演奏はシンプル&タイトでとてもかっこ良かったです。
新曲の3曲も、アルバムに忠実に演奏しており、なかでもやっぱり「Back Of My Hand」のブルースは凄かったです。
キースとロニーがドラムセットの前に座ってギターを弾き、ミックが中央で歌うという始まりで、スライドもばっちり弾いていました。
それとチャーリー。LIVEでも驚くほどの力強い素晴らしいドラミングを聴かせてくれ、
奥さんと 「何?!あのチャーリーのドラム!!!」と、顔を見合わせてしまいました。
この日は久々の22曲、アンコールも「Brown Sugar」で大爆発し、ラストでは、パンッという音とともに、
天井からいろいろな色の紙テープがクモの巣のように落ちてきて、いつもの紙ふぶきも飛び出しました。
今回のMSG限定Tシャツ。珍しく茶色の地で、前面が新しいリキッド・タンにnew youkの文字。
バックには、「all 20 sold out shows at MSG」ということで、過去20回のMSGでのSOLD OUT公演の歴史がプリントされたもの。
ミックも第一声で、このことを言っていたので、しっかりTシャツをチェックしたのかな?(笑)
LIVE終了後、Shidoobeeのギャザリング場であるMSG近くのWalters Barへ。
狭い店内は世界中の同年代のおじさんおばさんSTONESファンでいっぱいで、外の道にもビール片手に溢れているといった状態。
首から下げたタグやリストバンドで「おお、こんにちは、よろしく!」となり、本当にMSGは最高だったと話は弾みました。
LICS TOURの時にダブリンで会ったモントリオールのフレンチ・カナディアンのキースにも再会したり、
LAから来ていたMaggie(aka Thru and Thru)and Walt夫妻もいい感じで、ビールもご馳走してもらって乾杯したりと、楽しい時間を過ごしました。
初めは、時間も遅く、旅の疲れもあったので、ちょっと1杯だけのつもりが、結局1:30過ぎに店を出て、
乗った地下鉄の乗り継ぎも悪く、友人宅に2:30頃帰り着いたのでした。ふぅ〜、日本からNYへ、とても長くて濃い〜1日でした。
中一日のGiants Stadium。 MSG前からShidoobeeのバスが4:00頃出発し、NJへ。
今回、日本からいろいろShidoobeeとコンタクトしていて、このバスも、パブリック・バスより早く出るので予約していました。
待ち合わせ場所には、昨夜会った人たちはもちろん、たくさんのSTONESファンが集まり、
ダブリンで会ったカリフォルニアからの母娘にも再会し、1台のバスと1台のヴァンを待ちました。
車中では皆子どもの遠足のように「フー、フゥー!」と声を上げたり、Betzが手作りしてきたベロマークのステンドグラス風ステッカーを窓に貼ったり、
Lynn(aka Miraklwkr)は、早くもレッド・ワインのデカ・ボトルを開けて盛り上がっていました。
駐車場へ着くと、既にTail Gate Partyが始まっており、アメリカ全土、カナダ、オランダ、ドイツ、アルゼンチン、そして日本など、
大勢の世界中からのSTONESファンと、バーベキューを食べたりビールを飲んだり、ここでも本当に楽しい時間を過ごしました。
Dougも「おお、よく来たね。遠慮しないで食べたり飲んだり楽しんでね。」と、
頼んであったTシャツとステッカーを渡してくれ、とてもフレンドリーでナイスなおやじでした。
一昨日Waltersでお会いし、今回のバスとパーティーをセッティングしてくれたShoilyも私達を見つけるや、名前を呼んでハグしてくれました。
オランダから来た4人組は、オリジナルのNYポロシャツを着ていたり、皆、仲間という感じで迎え入れてくれました。
さて、このジャイアンツ・スタジアム、本当に大きなスタジアムです。
アラニス・モリセットが終わった頃、そろそろ中へという感じで皆ゲートへ。
この日は、「Shattered」「Heartbreaker」「Night Time Is The Right Time」が登場し、どれも素晴らしい演奏でした。
「Ruby Tuesday」「Out Of Control」も演りましたね。
それにしても「Night Time Is The Right Time」でのリサは、本当に凄いです!
完璧なソウルを見事にシャウトしていて、貫禄ありあり、完全にミックを喰っちゃっていました。
キースの「The Worst」は、毎回やるんですが、サビでバーナードの首に片腕を巻きつけながら一緒に歌うところがいい感じでした。
席はキース側、Bステに近い花道かぶりつきという所だったのですが、Bステまでの移動ステージは近くで見るとかなり高く、
下の中を覗くと、油圧シリンダーで持ち上げているのが見えました。
でも、近くになると本当にすぐそこで演奏しながらゆっくりと移動するので、たっぷりとメンバーを拝む事が出来ました。
Bステも椅子の上に立って見ると、いい〜眺め!「Oh No, Not You Again」と「She's So Cold」、最高でした。
この頃には、となりにいた親子とも一緒に、興奮しっぱなしで、ずっと叫んでいました。
ミックは途中、NFLのスーパーボールでのハーフ・タイム・ショーのことをアナウンスし、
「もしかしてGIANTSが出るかもね」と言うと、大歓声を浴びていました。
ラストは野外らしく、火柱(これがまた、かなりの熱さを感じました)がセットの両端てっぺんから噴出し、
アンコールが終わってメンバーが去った後、しばらくして花火が上がり、なんだかとても気持ち良く、そして綺麗でした。
最後のPepsi Arena@Albany。
マンハッタンから列車で2時間半、北へ行ったアップ・ステート。
NYに着いてからずっと、友人が「異常」だと言うほど、暑くて暑くて日本のように蒸し暑かったので、
北に行けば少しは涼しいかなと思っていたのですが、それほど変わらず、相変わらず短パンのまま。
ここは、帰りの列車やバスが時間的に無くなってしまうため、 レンタカーで戻るか1泊するかだったのですが、
あとで後悔するより行っちゃえ〜!ということでホテルを取って3連戦を決めたのでした。
行きはグレイハウンドのバス、帰りはアムトラックの列車を使ったのですが、
行きのバスでもShidoobee Friendと一緒になり、またもや「フー、フゥー!」
到着したバス・ディーポは、アリーナもホテルもすぐ近くでラッキーでした!
オールバニーの街は本当に田舎町といった感じで、ニューヨーク州の首都とは思えないほどでした。
ホテルにチェック・インした後、近くのバーで、「Sway演って欲しいね〜!」とMaggieと話しつつビールを1杯飲み、アリーナへ。
アリーナ周辺には、既に大勢の人がビール片手に談笑したり、グッズ売り場に群がっていたりしています。
今日はゆっくりアラニスを聞いてみようよ、ということでアラニスが始まった頃にビールとワインを手に会場内へ入りました。
ヒット曲中心の内容で、歌も上手く、結構声援を浴びていました。
STONESが始まる前、偶然すぐ近くにEd(aka #E)がいて挨拶。彼は今回のツアーのタグを皆に作ってくれたので、もちろんお礼も。
さて、このペプシ・アリーナ、ここいいです。かなり狭い印象で武道館より狭い感じです。
AlbanyにSTONESが来たのはなんと40年振り!とのことで、そのことをミックもステージで言っていましたし、
ミックもキースもチャーリーもロニーも、かなりリラックスして楽しんでいたようです。
ここでは、アンコール曲がバラバラな曲順になり、「Live With Me」「Shattered」ときたのですが、
何と言っても驚いたのが「Midnight Rambler」が登場したことでした。
12分あまりの演奏で、ミックはここ最近見られないくらいに激しく変化にとんだダンスを熱く見せてくれたのです。
そして、メンバー紹介のときキースがコールされると、もの凄い拍手と歓声の嵐が止まず、キースがしゃべりかけると一段と大歓声になり、
こんなに長く止まらないキースへの拍手と歓声は初めてというくらいでした。
「Shattered」を演る前などは、ミックが「お次は新曲のラフ・ジャスティスだぜい!」と言うと、 キースに呼ばれてチャーリーのところで何やら話した後、
戻ったミックは何もなかったように「Shattered!」と言って曲が始まったのには、笑いました。
Bステの時は、前の方の席から移動し、これまでにない程のかぶりつきで堪能。本当に熱狂の渦の中で叫びまくってしまいました。
そして、ロニーのShidoobeeリストバンドも確認、キースの皺の奥まで、ミックの腹毛の1本1本まで拝んできました(笑)
その後は、もういつもの怒涛のヒットパレード。
アンコールの「YCAGWYW」と「IORR」も演ってしまい、 「JJF」も、そして「Satisfaction」で終わり、
え?アンコールって「Brown Sugar」と、あと何演るんだぁ?!!! と期待に狂っていたのですが、
この日はアンコール1曲で、全21曲だったのでした。
1週間のお休み前の公演だからか、メンバー全員、かなりリラックスして楽しくノリノリで演奏していていいLIVEでした。
どの公演も、アラニスそっちのけで、始まる前からビールをグビグビ、始まってからもグビグビ、始めっから騒ぎっぱなしなので、
ショーの後半になるとこっちが疲れてきちゃうのですが、それに引き換え62歳のミック。
スタジアムでは、アンコールで端から端まで走ったり、本当に恐るべしです。
NY3連戦の最終公演が終わり、大興奮の余韻に浸りながら会場を後にし、ビールとピザを仕入れて、2人で乾杯しました。
STONES最高!!!
<Giants Stadium追記>
Giants Stadiumは、飛行場(Newark)に近くて、とにかくひっきしなしといっていいほど、 空を見上げると、飛行機が飛んでいました。
これは東京ドームでは考えられない風景。私にとっては、初めての体験でした。
後楽園時代も、横浜スタジアムもそんなことはなかったと思います。日本の地方の野球場ではあるのかな?
しかも飛行機は、かなり低いところを飛んでいるため、舞台を見ていてほんの少し目をあげると ミックと飛行機が同時に見えるのです。
すっかり日も落ちて、気持ちのいい風が吹いている。
明るく華やかなステージで演奏するメンバー、走り回り歌うミック、小さな灯りが集まったような大勢の観客たち、
そしてスタジアムの上のぽっかり黒い空には、巨大な飛行機の腹……とてもとてもシュールな映像が、私の目には焼きついています。
あの飛行機に乗っている人が、ふと窓の外を見たら、このスタジアムが見えたかな? ってね。
<Pepsi Arena追記>
私がBステージかぶりつきで見たのは、ミックの奥歯でした。虫歯はたぶんなかった。
そして、口の中が大きいこと!
どこまでも奥深く入っていけそうな穴で、まさにミックの声は 体の全ての部分から集まって出てきていることを実感。
つま先の先からも声が上がってきているに違いない! まさにミックのソウルに魅せられているというわけなんだな。
(て、ついミックのことばかり書いてしまいましたが、私はストーンズのファンです)
by み
Albany公演翌日の現地紙「THE SUNDAY GAZETTE」と、フリー・ペーパー「PREVIEW」
9月時点ではRSFCのショップにはなかったオフィシャルのお土産たち(笑)
今流行りのゴム製リストバンド。「A BIGGER BANG ベロ ROLLING STONES 05/06 ベロ」と入っています。(左上)
花柄タンのタンクトップ(右上)
布製トート・バッグ。これ、かなり可愛いです。Giants Stadiumでつけられたセキュリティーのタグがついたまま。(左下)
ベロのチケット・ホルダー。(右下)
[番外編1] Pepsi Arenaで最後に天井から落ちてきた、きれいな細い紙テープ
[番外編2] ロニーもしているShidoobeeリストバンド。ハリケーン募金のために$8200集まった。